後藤正好「腸の丈夫な子」
腸の丈夫な子なら、一年から二年くらいで、生のオレンジ、桃、あんず、プラム、種なしぶどうなどをやりはじめます。
もちろん、よく熟していなければいけませんし、三才か四才になるまでは、必ず皮をむいてやることです。
また、皮をむくときもよく洗って、農薬のようなものをすっかり落さなければいけません。
さくらんぼや、生のいちごなどは、ふつう2歳になるまではやらない方がいいといわれています。
いちごは、赤ちゃんによっては発疹をおこすことがあるし、また、こういったものは、小さいこどもは丸のままのみこんでしまうので、消化されずに、そのまま出てしまうからです。
だから、よくかめるようになるまでは、つぶしてやらなければいけません。
さくらんぼは、自分でちゃんとタネを出せるようになるまでは、タネをとってからやります。
とにかく、こういったものをやるときは、いくつになっていようと、少しずつ、少しずつ、ならしていくことで、お腹の具合が悪いようだったら、すぐにやめなければいけません。
カンタロップ(洋瓜)、メロン、西瓜なども、2歳になると食べさせてもいいのですが、やはり慎重に、ごく少しずつつぶしてやります。
後藤正好(教育評論家、元中学校教諭)
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